大学生でも大丈夫?運転免許ローンの審査基準や金利について

車の運転免許をはじめて取得するなら、やっぱり気になるのはお金のこと。30万円ほどの費用が掛かるので、大学生にとって負担が大きいとお考えではないでしょうか?もし一括で支払えない…という場合、役に立つのが「運転免許ローン」です。このローンを活用すれば、バイト代から毎月分割で支払うことができます。しかし、審査が通らないことも!?ここではそんな運転免許ローンについて、審査基準や審査が通らないときの対処方法、取扱機関について詳しくみていきましょう。

大学生でも大丈夫?運転免許ローンの審査基準や金利について

運転免許ローンの審査基準って?

運転免許ローンは大学生でも利用できますが、銀行や信販会社といった金融機関を通す以上はある程度の審査基準が設けられています。基本的には以下3点がポイントとなるので、確認してみてください。

安定した収入があるか(返済能力の有無)

大学生である以上本業ではないと思いますが、アルバイトやパートなどで一定の収入を得ておいた方が安心。ただし、学生の場合は保護者が「親権者」として保証人になるケースが多く、そちらの収入が重視されることがほとんどです。

過去に滞納や破産など、信用情報を傷つけた経験がないか

ローンを組む場合は、過去の「信用情報」が確認されます。これは前に借り入れを行ったさいに滞納や未納、破産などを行った経験がないか、現在の支払い状況にも問題ないかを見るものです。一般的にスマートフォンの分割料金等も含まれるため、注意しておきましょう。

他に借り入れがある場合、両立しても問題ないか

既に他社から何らかの借り入れや分割払いの履歴がある場合、そこに運転免許ローンがプラスされても無理なく払えるか、を見られます。

また、18歳から20歳(成人していない)の大学生の方は、自力でローンを組むことができません。親権者や連帯保証人によるローンとなりますから、万が一頼れる方がいない場合には気を付けてくださいね。

審査が通らない!その理由と対処法

運転免許ローンは学生でも組めるがゆえに、ローンの中では比較的審査が優しいとも言われています。しかし、それでも審査が必ず通るわけではありません。もし審査に落ちてしまった場合はいずれかの事項に該当しているかもしれないので、振り返ってみてください。

過去にクレジットカードや分割払いなどで未納があった

借金なんてしたことがない!と思う方もいるかもしれませんが、過去のローン経験は分割払いやクレジットカードの利用なども含まれます。これは「個人信用情報機関」に情報開示を申請することで確認できるため、疑わしい点がある方は信用情報を見てみるのがおすすめです。

年収が足りない&勤続年数が短い

親権者の力を借りず、自力でローンを組む場合にはそれなりの収入が求められます。生活費を自分でねん出できる程度の金額をアルバイトで得られているなら基本的には大丈夫だと思いますが、勤続年数含め独自の基準に達しない場合は審査に落ちることもあるでしょう。また、親権者や連帯保証人の収入&勤続年数が条件に達していないケースも。返済の割合が年収に比べて35%~40%になると通りにくくなると言われていますから、念のため計算してみてください。

他にもたくさんローンを組んでいる

知らず知らずのうちに、いくつも分割払いの契約を結んでいた!なんてことはないでしょうか?中には大した金額ではないけれど、何となく払い続けている…といったローンが存在するかもしれません。この機会にしっかり顧みて、清算するのが良いでしょう。

運転免許ローンを取り扱う金融機関&申し込みの流れ

運転免許ローンは、取り扱う金融機関によっても特徴が変わってきます。今回は代表的な取扱機関ごとに、ポイントを見ていきましょう。

信販会社

  • 教習所等で申し込める
  • 学生や主婦など、安定収入がなくとも親権者や連帯保証人の存在があれば利用できる可能性がある
  • 信販会社によっては、学生の場合支払い据え置き期間を設定できることも
  • 金利は年13%程度(※1)とやや高め

民間金融機関

  • 限度額が大きい
  • 支払回数も多い傾向にある(その分、未成年や学生は審査に通りにくいとの説も)
  • 24時間いつでも利用でき、クレジットカードに比べると金利が低いことも多い
  • ショッピングローンと1本化できるケースも

大学生協

  • 大学生のみが利用でき、金利が9%台(※2)と良心的
  • 支払回数に関して融通が利く場合が多い
  • 提携先の教習所に限って適用されることもある
  • 親権者や連帯保証人が必須でないか要確認

このように、金融機関ごとにメリットとデメリットが。大学生協が良心的な価格、かつ身近なところで相談しやすい傾向がありますが、その分親権者や連帯保証人が必須となっているところもあるようなので、注意しておきましょう。

ローンの審査に通ってから入校手続きを行うのが一般的!

運転免許ローンを利用する際にはどのような流れになるのか?というと、一般的には以下の通りです。

  1. 必要書類を用意
  2. 利用申し込み(教習所で手続きする場合は、窓口に相談)
  3. 審査の結果を待つ
  4. 無事に審査を通過したら入校手続き!

必要書類は年齢や氏名、住所を証明できるもの、収入証明書、親権者の同意書や連帯保証人に関する書類など立場や年齢によって様々ですから、希望するローン会社に尋ねてみてください。審査の結果が来るまでは数日から数週間かかるため、余裕を持ったスケジュールで手続きを行うのが望ましいと言えるでしょう。

(※1・2:2022年1月18日時点)