通学免許と合宿免許、何が違う?
運転免許を取得するにあたり、代表的な選択肢が自動車学校に「通う」or「合宿に参加する」。しかし、通学は学校との両立が大変そうだし、合宿もハードルが高そう…とお悩みの方も多いのではないでしょうか。しかし、実際にはどちらにもそれぞれにメリットが存在するのです!そこで、その違いやかかる費用、スピードなどについて解説しつつ、合宿派VS通学派の声についてもまとめてみました。
通学免許・合宿免許とは?
通学免許とは、基本的には自宅から教習所に「通って」免許を取得する方法、合宿免許は教習所や教習所が指定する場所に「泊まり込み」で免許を取得する方法を言います。取得できるのはどちらも同じ免許であり、種類が異なるわけではありません。
1日に受けられる教習の時限数も同じ!
道路交通法においては、技能教習の最短時限数(最低でも受けなければならない時間)や1日あたり受けられる教習の時限数が定められています。これは長時間の運転から来る疲労、それに伴う事故を防ぐための決まりなので、合宿免許であっても限界を超えることはできないのです。
つまり、通学でもやる気があればスピーディーに教習を終えられる可能性はありますし、合宿免許だからといって無理なスケジュールは組まれていないということですね。
運転免許取得にかかる費用&スピード
では、それぞれの費用や取得までのスピードについて具体的に見ていきましょう。運転免許取得にかかる費用や期間は、通学と合宿それぞれどう違うのでしょうか?
通学免許は「学校選び」&「やる気とタイミング」がカギ
まず、通学免許の費用については自動車学校によって多少差があります。学生向けの割引キャンペーンや特別料金を用意しているスクールも多いため、身近なところで複数選択肢がある場合はそこを重視するのも良いでしょう。
ただし、通学免許は基本的に「自宅や学校から通える範囲」で選ぶ必要があります。その分合宿免許より選択肢が狭まる恐れもあるので、コースの内容や環境面、大学との両立などもふまえて学びやすそうな場所を吟味することが大切です。
取得までにかかる期間は合宿免許よりも長い
通学免許の場合、取得までにかかる期間は合宿免許よりも比較的長い傾向があります。これは大学やアルバイトなどの空き時間を利用して通う人が多いから、と考えられるでしょう。スクールによっては1か月程度での取得を目指すスピードコース等を利用できることもありますから、休暇を活かして集中して取りたい方は調べてみてください。
合宿免許は「宿泊込みで料金をチェック」&「短期間だけど集中が必要」
対して合宿免許の費用は、通学免許に比べて比較的安い傾向があるようです。これは参加する生徒を集めて効率よく教えられるので、教官の人件費等が抑えられるからだと考えられます。ただ、気を付けたいのは「宿泊先や環境のグレード等によって変動する」ということ。
中にはリゾートホテルや高級ホテルを利用した合宿免許もあり、その場合は比較的高めの料金設定になる場合が多いのです。とはいえ、せっかく遠出して合宿免許を取るなら旅行気分も味わいたい!と思う方もいるでしょうから、予算や目的に合わせてよく確認してみてください。
取得までにかかる期間も通学免許よりスピーディー
取得までにかかる期間についても、合宿免許は通学免許より早く2~3週間程度で済みます。夏期休暇や冬期休暇をうまく活用すれば、短い期間で運転できるようになるのですね。しかし、その分「泊まり込み」で「集中して」取り組まなければならないので、スケジュールは要チェックです。
あなたはどっち?合宿派VS通学派の声
このように、通学免許と合宿免許はそれぞれに特徴や魅力があります。実際に免許を取得した方々の声を聞いてみても、どちらを選ぶべきかは予算や目的、考え方などによるようです。
サクッと安く!合宿派の意見
- 短期間で一気に取れるから、合宿の方が効率は良いと思います
- 宿泊費込みでも合宿の方が安くてオトクな気がする
- 友達もできたし、ちょっとした旅行気分で集中できて良かったです
※参照元:マイナビ(https://gakumado.mynavi.jp/gmd/articles/50280)
コツコツマイペースに!通学派の意見
- 家から通える距離にあるので、精神的にもラク
- 大学やアルバイトが忙しくて、空き時間に通いたいから
- 合宿は初対面の人たちと一緒に過ごすことになるので、個人的にハードルが高い!
※参照元:マイナビ(https://gakumado.mynavi.jp/gmd/articles/50280)
合宿免許はあえて知らない土地まで行って、旅行感覚で楽しむ!という方も多いですが、それが逆にストレス…なんて意見も。費用や期間は節約したい反面、合宿には抵抗があるといった方は、友達と一緒に参加するのがおすすめかもしれません。